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独居老人・高齢化・墓じまい…昨今

昨日も、NHKで放映されていましたが、今、終活の問題、中でも「墓じまい」がクローズアップされていると言います。「墓じまい」つまり、お墓を持っていても、それを維持していく為の費用が必要であることを考えると、子供にそのような維持費を負担させたくないとか、子供がいないのでお墓を継ぐ人がいない、故に、お墓を取り払い、元の整地に戻す。その時祖先などの遺骨は、散骨にしたり、合同墓地に入れたりする。また、独居老人が亡くなった後、誰も、その人の最後を見守ることがないと、市がお世話することが多いと言います。亡くなった人に身内がいないか居ても連絡が取れないとなると、市側も、お墓がどこかがわからないので、一時預かりになるが、それも多くなると、無縁仏として一カ所に遺骨を混ぜてしまう事に成る。そんな場面を放映していましたが、職員の言う如くこれで良いのかと。痛ましいと嘆かれていました。しかも、未だそのような事をやっている自治体は少ない。それに、お墓も誰も世話をする人がいなくなると荒れ放題になる。又、生前予約で、葬祭業者らと契約しておいても、値段競争により倒産しているなど、当てにならない状況という。結局、従来の、家族崩壊がさらに進んでいくばかりなので、大家族から、核家族、そして、長生きとは言うけれど独り身で高齢。家族制度そのものが無きに等しい事態。個人の尊厳は、個人主義と同時に身勝手な解釈だけが取り残されている。

同時にそれは、未婚者の増加著しい昨今は、今後益々そうなっていく。普通に働いて、普通に結婚して、数人の子供を持って、最後は、その子供達が、家を、家族を、先祖を繋いでいく、守っていく。それが出来ないという事。誰でも人生で渉べき道を歩んでこないという事がどれほど、多くの問題を生み出すことか。

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行政書士 井原法務事務所
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