1⃣領収書とは? ~領収書は大切な書類です~
「領収書とは、お金や小切手・手形などの有価証券を何かの支払いの対価として受け取ったことを立証する書類です。」その領収書に記載された金額分の債権債務が、消滅したことを意味します。故に、その取り扱いには、十分注意をしなければいけません。発行する側も、受け取る側も、間違いや、不正がないようにする必要があります。
英語では、「receipt」(発音:レシート)ですが、日本では、①レジスターと言う機械で打ち出すレシートと②手書き又はチェックライター(印字用機械)で押したもの又は、初めから印刷してあるもの等の領収書とを使い分けしていますが、同じです。この時に、「正式な領収書がほしい」と言えば、②を指します。店によっては、レシートが正式な領収書ですと言うところもあります。
スーパー・レストラン・書店等で受け取るレシートも、同じですが、それらは、印刷そのものがいつか消えてしまうインクが多いので、事業用などの領収書が必要な時は、正式な領収書をもらうべきです。
但し、レシートは、品名が不確かなものもありますが、金額を正確に打つので、信頼性が高いと言えば言えます。レシートの多くは、品名、日付及び時間、数量、金額、単価、担当者、広告文、割引ポイント、バーコード、中には、お客様氏名、お客様番号などまであり、手書きよりは情報が正確・詳細です。手書きの領収書は、相手にお願いすれば、相手の氏名・内容・金額・日付けを書きかえやすい点がありますから、信頼性がない時もあります。それが、不正の元ですが・・・
※チェックライター=小切手・手形、領収書などに不正防止のための凹凸の印字で金額を打つときに使う事務機。刻み込み印字が出てくる。数字や特別の記号「※」「,」「¥」等の文字を打てるようになっている。一文字一文字打つものから、一度に全文字打ち出すもの、電子式のものもある。
<チェックライターによる刻み印字例>模様が縦線,斜線などもある。頭に「¥」を付ける。最後に「※」を付けて、不正を防ぐ。
▼初期のチェックライター
振込の場合は、振込の控え自体を領収書に変えるとしてあるものもあります.。又、銀行等で振り込んだ時に、「振込金受取書」が発行されますが、正確には、それは領収書としてはおかしいのです。そして、その場合でも、振込金を受け取った側は、しっかりした本領収書を送るのが正式であり、内部組織のしっかりした会社ほど、そうします。(経費削減からやらない会社もありますが)ただ、その振り込み控え、振込受取書は、証拠能力としては、信頼性がとてもはっきりしています。
<総合振り込み>
支払いに、振込を使う時、たくさんあれば銀行を通して、総合振り込みを使います。これは、支払い相手先と、銀行振り込みによる代金決済をすること、並びに、領収書の発行はしない等との約束をしておく方法もあります。
2⃣領収書の見本
<領収書例>
市販のものはノーカーボンの2枚複写が多い。3枚複写等自社専用の領収書を作っている会社も多い。それは、会社内の不正・事務の効率化等の意味合いもあり、かつ、一つのシンボルでもあり、対外的にも、会社の充足感を思わせます。時折、あまりにも大きなものを見受けますが、必要以上の大きさのものは作らないほうがいいと思います。10㎝x20㎝位が適当な大きさでしょうか。A4サイズで作る時はそれなりに、参加している団体などからの指定されたものが多いからです。それらの多くは、訂正・破損などの領収書も、捨てないで残しておく意味から、枚数の番号をしっかり印刷してあることがほとんどです。
<領収書見本>
・一番シンプルな領収書
・医療の領収書・・・・「医療費控除に必要です」という文言が入っています。▼
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