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いじめ問題は世界共通

いじめ問題は世界共通課題となっています。以下では、テレビで報道されていた事を抽出してみます。➡1・2


1.いじめ問題

・子供の90%は、いじめの経験者です。
・いじめ対策は、厳罰化傾向にある。
・コロナ下では、ネットいじめも増加している。
・ネットいじめ(=サイバーいじめ)は、大人社会において表出している。
・多くの人が、毎日ネットで「いいね」の獲得に終始している。
・ネットいじめは、多くの人の目に触れる、投稿者がわからない、24時間。
・対面でのいじめは、学校で会っていじめられる。
・多くのネットいじめは自宅で起きる。


2.いじめの根絶には?

最も効果があるのは、子供と話し合って分からせること。
子供に大人がどのように対策するかを教えなければいけない。
ネットに常につながっていたいと言う感情を時としてやめねばいけない
・お互いを尊重し合う、人に敬意をもって接するのが必要。
自分には価値があると知る事。
お互いに尊重し合うが薄らいでいる、
大人が人との接し方の手本を見せる事、
助け合って生きる事の大切さを教える
自分は一人だけではない
・優しさ。人を受け入れる心が必要、
ストレスが起きる慣行が多いほどいじめが起きやすいと言うデータがある。
コミュニケ―ションをどうやって広げるか
多様性を知る
全ての子供にあなたは一人ではないと言う勇気を与えることが必要


私論

何処の国においても、人の歴史は戦の歴史です。
平和を求めて戦をするのは、少なく、天下取りが多いものです。
戦をすれば、人が死ぬのは当然としか扱いません。
近年において、平和の大切さが世界の願いとして叫ばれてきました。
それでも、未だに、紛争は絶えません。
命の重さが問われても、人を傷つけます。容易に。
いじめも戦も底にあるのは同じです。


どんな問題でも、全ての解決の方策は、「話し合い」です。
解決策はないかと言いますが、それは方策であって、どのような問題に対しても解決策になるとは言い得ません。
即ち、「いじめ」は、根絶は出来ません。いじめは、鏡に映しだされた大人の社会。
大人も子供も、いじめ問題が露呈するばかりです。
人は、本来が好き嫌いを表現します。
好き嫌いと言うのは、ストレスの高揚発散によく似ているでしょう。
好き嫌いがただあるならまだしも、それを強調しやすい性格の人にとっては、直ぐ感情をあらわにするでしょう。
ストレスを発散することで、第3者であっても喜びを感じている。それがいじめの場合、そのまま自分より弱いとか隙があると見るとすぐに言葉や暴力で攻撃してくる。
他の動物にも好き嫌いがありますが、それでもって他の動物に危害を与えることはしません危害を与えるのは、食料として対象物を認識するからです。
ですから、同類でも、食料の取り合いとして戦いもします。それはいじめではなく、「生存競争」です。
人間の場合、ほとんどのいじめは、「人の好き嫌い」と言っても過言ではないと思います。もっとも、其れの延長線が「戦い」であるとすれば、全ては、動物と同じ「弱肉強食」の世界と同じになります。
すると、そこで生き残るための術が必要となります。
即ち、「逃げる・無視する・相手と戦う・助けを得る」しかないでしょう。


●しかし、「私たちは、共同社会で生きて、考える事の出来る動物である人間」だと言う事です。人は、1人ではなく、共存してこそ生きて行ける動物である事です。
それを理解できる人は、人をいじめに走る事は少ないでしょうし、逆に言えば、理解していない、そんなこと当たり前とか、理解することも考えない人は、いじめに走るのはたやすいことです。
「お互いさま」という考えが、生まれますし、生まれてこなければなりません。
人を傷つけることが如何に残虐な事につながるかを知る事の重要性は、性格もさることながら、家庭内から・社会の大人から、教える・伝える・教育するしかないでしょう。


「豊かな社会」と言われます。
豊かすぎる中で、選択の間違いも増えます。物が豊かすぎて、選択する精神が、追いついていない事も有ります。
「物事を選択できる社会である」と言う事がどんな事であるか理解する事が必要です。
つまり選択肢が多い世の中で生きている事がどれだけ幸せな事かを理解すことの必要性があるのです。


●<人は死に、人は生まれる>・・・だから、毎回初めから「何が大切かを教える事」を繰り返さねばなりません。
人にやさしくする性格は遺伝もしますが、遺伝子しない事も有りますし、社会経験で変わりもします。
この「人には優しくする」と言う考えは、永遠に繰り返して教育しなければならない課題なのです。いい変えれば、戦争は二度とやってはいけないと言うスローガンを誰の心にも植え付けるように、「いじめと言う人を傷つけてはならない・人とはやさしくしなければならない・助け合わねばならない」と言うスローガンを世界の人に、新らしく生まれてくる人に、理解していない人に、理解できない人に、植えつけなければいけない事なのです。
その為の方策をみんなで考え、共有し合って、行動することしかないですし、それが正論です。それが、解決策に繋がるのです。


●人間は自分の価値観でしかものを見ないと言われます。
それは一つには、生まれ持った性格、育つ中での行為区や社会経験からくる学習がその日tの価値観を広げていくでしょう。
さすれば、その価値観、即ちは物事への判断力などのものさしの精度が低い人は、物事を理解する点において低いといえるでしょう。すると、当然相手に対する考え方、価値観は高いとは言い得ないでしょう。


●ネットいじめですが、例えば「投稿者をすべて身分を明らかにしないと出来ない制度」にすると、野次すら、容易ではなくなるでしょう。(但し、「言論の自由・プライバシー」問題が出てくるし、サイト側の投稿削除が完全に機能しにくい。又、そもそもメタの様に偽名・架空名の管理が出来ていない.。



●しかし、繰り返しますが、いじめを行うのは「人」です。だから、100%解消して、もう発生しないと言う事はありません。何度でも繰り返す課題です。永遠に、
人には「食欲・性欲・物欲」が有ります。これは、文化を発展もさせ、崩壊もしてきました。
一つ思い出す詩が有ります。学校の教科書に出て来ました。

高村幸太郎の「ぼろぼろな駝鳥」

   「何が面白くて駝鳥を飼うのだ。
    ・・・
    これはもう駝鳥じゃないじゃないか。
    人間よ、
    もうよせ、こんなことは。」


フランスでは、小学生から、高校生までで学生は、70万人

フランスでは、学校のいじめ(スクールハラスメント)に対する法律が出来たと言います。

13歳以上が対象。
・8日以下の登校不可となるようないじめが有った時=加害者に禁固3年以下+45000ユーロの罰金。
・8日以上の場合=禁固5年以下+75000ユーロの罰金
・いじめで被害者が自殺未遂と自殺の時=
いじめ加害者が13歳から17歳の時は、最大で禁固6か月と罰金7500ユーロ(約100万円)
いじめ加害者が18歳以上の成年なら、最大で禁固10年と罰金15万ユーロ (約2000万円)


又、いじめと同じく、先程、日本でも、ネット上の誹謗中傷に対する法律の厳罰化が提案されました。3月8日刑法改正案の閣議決定が有りました

・侮辱罪を厳罰化して、懲役・禁固を一緒にして、「拘禁刑」創設
1年以下の懲役もしくは、30万円の罰金、又は拘留、科料とする」公訴時効は1年から3年にのびる。
拘留は1日以上30日未満。科料は、1000円以上1万円未満の強制徴収。






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行政書士 井原法務事務所
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