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終活講座「エンディングノートの話」2

まえがきー身辺整理

書き始めるにあたって、先ず先にやることがあります。「身の回りの整理整頓」です。

不用品(物だけではありません。今まで人生に関わったことのすべてが対象です。

思い出もです)を整理しながら、本当に必要なものが何かを考えます。

それらをリストアップすることで、エンディングノートに書くときの基準とします。

だからと言って、死に装束の準備ではありません。これは大変時間のかかる事です。

慌てる必要はありません。

そもそも、このノート自身を書くことも、気楽に書くことが必要です。

実際、世間の話題に上っていても、誰もがこのようなノートを付けている人は、ほんのわずかにすぎないと言うのです。


では、各項目について話を進めます。

3-➀自分史

(自分の生まれから今までの学歴・職歴などの履歴をもとにした歴史を綴る)・自分について(趣味・性格・好き嫌い・パソコン携帯情報・)

これは,だれしもが書きやすい項目でしょう。

就職、修学に際し、多くの人は履歴書を出しているはずです。

とりあえずそれを基に書いてみましょう。

とはいえ、そこには、小学校中学校の卒業年は書いてあるでしょうが、その前の課程として、幼稚園などの幼児期については一切書いてありません。


最も、履歴書には、簡略な履歴しか書いてないので、思いだすにも一苦労かもしれませんが、兎に角、思いだすことを、書きだすのです。

日付の後先は最後に整理します。


このノートで大事な事は、初めから順序立てて、うまく書こうと思わない事です。


筆記具は、何でもよいのですが、ボールペンの様に、消えないものを使用するのがベターです。

何故なら、ここでは、「1冊だけのノートに書いて消して」と言うような書き方をしません。

「思いつくままを、思い出すままに書く」を基本とし、ノートは原則、修正・訂正は1,2回までとして、書いたものが見にくくなる時は、新しいものに変えることにします。

そのことで、見やすさと、考えが変わる事への柔軟性を旨とします。


「自分史」としては下記の様な表を作ります。

項目としては、上の表でほぼ網羅しているでしょう。

ここでは、手書きのノートを前提としていますが、Excelで作れば、もっと項目の挿入削除が自由に出来るので、その方が楽な人はそうしていただいたほうがいいでしょう。

また、自分で、一からすべてパソコンで作ると言っても時間のかかる事ですので、その場合は、写真でも「文字読み取りソフト」を使ってやってみれば、まだ面倒ではないかもしれません。


この中で一番大切なところは何処だとお思いでしょう?・・・それは、年月日です。

記入日をいれることで、被相続人の最終意思を確証しておくためです。

これは、常に書き直しなどの修正を加える人にとっては特に大事です。

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行政書士 井原法務事務所
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