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あなたのその掛け金、必要ですか?(会費・積立金・保険料)

皆さんは、どんな掛け金をしてみえるでしょうか。

世間には、会費・積立金・保険料の名目での商品やサービスが色々あります。

冠婚葬祭掛け金・車維持修繕の掛け金・ミシンの購入掛け金・同友会会費・生命保険料・自動車保険料・町内会費・・・・・・


貴方のその掛け金は、ちゃんとペイしていますか?つまり、支払っただけの採算を得ていますか・・・です。

●自動車

自賠責は強制保険ですので、ここでは問題の範疇に入りません。又、任意保険については、保険会社や代理店との契約内容の取り決めに、必要以上と思われるものがあるかないかは、契約者自身や知り合い、専門家などからの情報収取により、判断するしかないでしょう。

又、昨今は、どのレもこれも、クレジット・口座引き落としばかりなので、以前の様な「毎月の集金に来る」という事がありません。それ故、コスト削減とは言え、人的会話もなく、来たときに聞きたいなどと言うものがありません。すると、保険会社側は、ただ、事故もなければ手数料を自動的に引き落としているだけのような形になっています。後は、更新時の案内としてのハガキ・封書が来るでしょうか。それすらない保険も有ります.客側が断わらない限り、永久に引き落とされてしまいます。

つまり、コストばかりで、サービスが無くなってしまうのです。

しかも、自動車の保険は、保険代理店が、更新に家庭に訪問する形でした。それが、デイラーの場合は、店頭販売形式にして、客に、店に来させると言う形に変えています。人件費削減ですが、この点は客と売る側との立場が逆転しています。

ネット保険の場合は、特にその形式しかないわけです。故にコストは人件費削減に拍車がかかりますが。


●生命保険

本当に入る必要があるかどうかは一度考えてみてもいいでしょう。

「保険」と言うもの自身が、何かあった時の為にと言うものですが、保険には、期間と言うものがあり、「それまでは、今の契約内容(保険料、保険金額)であっても、期間を過ぎると同じ契約内容を維持するためには、保険金額が下がるので、同じ金額維持のためには、保険料の増額が必要…」と言う様な、初めの契約時の段階とは、話が違うと言う事がるものです。

つまり、保険、特に生命保険関係は、保険の構成内容が素人には分かりにくい構成になっている事です。いくら、いろいろ説明されても、理解し納得しているのは、初めの段階の一部です。それも、その時だけです。ですから、10年20年30年と長い年月が過ぎると、「こんな契約だったのか?」と言う事にもなりやすいのです。(毎年確認のための契約内容のお知らせが来ていても、デス)

後々、それについて抗議しても、最初にこのように説明している承諾を得ていると言われるだけです。

ところで、保険は、「被保険者に何かあった時のために、生命保険の保険金で、生活の足しにします、」と言うのが、掛ける目的です。

しかし、保険金(死亡)受取額の平均額は、1000万円~2000万円台のデータが有ります。保険料金の平均額は、年齢にもよりますが、1万円∼2万円台です。

一世代で、生活の中から、不動産(家)を購入する為に働いていると言うのが多いのでしょう。

すると、2代目、3代目が修繕などはあるものの、そのままその不動産を受け継ぐ時には、当然と言えば当然に、不動産購入費用は、人生の最大費用ではなくなるでしょう。



●何かを買った時・会に入会時などの場合には、電話番号やメールアドレスを相手に教えることが多いものです。
すると、大切な連絡時にはそれは必要ですが、会社の宣伝・商品案内などが毎回届きます.そのメール代は、受信者払いです。有料です。ネットが無い時代は、相手から商品案内も相手が送信料としての切手代を払っていました。今でも紙であればそうですが。
それがネット時代になって、必ずと言っていいほど、メールが何度も届きます。
少しでも有益な情報と思えるとそのままにしがちですが、有料である事を忘れがちです。
(あなた側の料金方式がパケット通信の料金になっている時はいいでしょうが)
その情報が本当に必要ならいいですがそうでない時は、受診しないほうがいいでしょう。

 


●会費

大概、毎月・四季毎など定期的に、その業界の小冊子を発行しているものです。その会での一般会員にとっては、研修・会議・セミナーなどが主体的にあるかもしれません。会員同士の交流などがあれば、一番会員としての価値があるものです。
しかし、「毎回(又は、時々)小冊子が来るだけ」とか「会費を払っている割には、ほとんど何もやっていない」とかはないでしょうか。
そうであれば、その会に入っている意味があるのかどうかを考えてみる事です。



●積立金

ミシンの購入積立金などの場合、初めに契約したミシンを買う為に積み立てて買うものですが、双方が初めの段階で実物を見て契約をするので、そこにトラブルが発生する事などは無いでしょう。

但し、このシステムを取り入れている商品には、一度契約してしまうと、後から辞めたいと思った時にはその違約金が高いと言うものがありますので、入る時にはよくよく考察するべきです。
(ミシンでそのような事は聞きませんが。)

抑々違約金と言うもの、有っても高くないのです。他のものに目をやると、積立金・毎回コース商品の中には、数万円の違約金が有ったりします。



●通販

通販には、初回金が、定価の半額以上に値引きしているものが多いものです。
これは、初回だけで、その後は、定額のままで、数回買わせる仕組みになっていたりします。しかも、一回買えば、ずっと続けて買わねばならないような契約条文を分かりにくい所に掲載しているものが多いと言います。
それでが問題にもなっています。
通販は、クーリング・オフが効かないことを知るべきであり、安いと思って飛びつかない事です。通販で見た物と同じようなものが、小売店にもないのか探してみましょう。



●町内会費

本来は、同じ町内に住む者同士で、協力しましょうと言うのが目的で、お祭りや・町内掃除・葬祭などに参加したりするものです。
ですから、ここには特に「お互いさま」が出ているものですが、アパートやマンションなどが出来ると特に、外部からの転入者が多くなります。
当然そこには、町内会への強制がある場合は、支払うでしょうが、無ければ支払わないでしょう。
実際、町内会というのは、任意団体なので、加入に強制力は有りません。なければ当然、新規参入者は、入る事が少なくなってきます。
又、もともと住んでいる人でも、若い人がいない高齢者だけの住宅ともなると、他の人との付き合いも出来ないくなるし、したくないと言うのも多くなります。
その際は、高齢者側にとっては近所の付き合いというのが無くなるデメリットも有りますが、個人の意思の尊重からすると切り捨てたいところでしょう。
故に、孤独老人は一層孤立します。

しかも、同じ近所の付き合いでも、同じ小学校に通っている子供の親同士の付き合い位になりやすいものです。



まとめ

身の回りを振り返ってみましょう。
知り合いだから、付き合いだから、同期だから・・・・の理由で入っているものは、整理すべきです。




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行政書士 井原法務事務所
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