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「雨月荘殺人事件」和久修三著 📖

🔴これがなぜ面白いか。
それは、この本の構成にあります。
実際の法律調書形式(警察関係書類・裁判関係書類)を真似た構成で作られていること自体が、あまりにも稀有です。
外国でもないのではないでしょうか。(いや、ずっと以前、このようなタイプの本でペーパーバック本がアメリカから出版されたのが確かありましたが、こちらはそれよりずっと手が込んでいるマニアックな本です)
裁判ものが一般書の読みものの如く書かれたものは、専門書でもない限り、趣味的要因はぬぐえません。もちろんこの本が内容は著者の手になる推理小説ですが、このような体裁であることから、興味津々で扉を開けたなら誰しものはずです。
購入当時、本屋の店頭でこれを見た時から、もう欲しくなってしまいました。
はっきり言って、内容は二の次になってしまうほどの体裁の本です。
「素敵!」と言わざるを得ません。

スリルとサスペンス好きな人向けです。

では、内容はお読みください。


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※「雨月荘殺人事件」和久修三著 中央公論社(中公文庫もあり)文庫では、この本の体裁が醸し出す雰囲気は得られません。全く❣❣

総頁:328頁。定価2,800円(現在 Amazon 600円)

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