「文明開化」という急激に変わる日本社会を風刺した歌というのを探してみれば、あるわあるわといった感です。
例えば、昔からよく知られている「オッペケペー節」というのがあります。
これは、社会風刺のトップに出てくる歌ですが、どれくらいの人が知ってみえるのでしょうか。
増税節(ゼーゼー節) :添田唖蝉坊(詞曲)/ 土取利行(唄・演奏)
改良節 :久田鬼石(詞曲)/ 土取利行(唄・演奏)
民権自由数え歌 :植木枝盛 / 土取利行(唄・演奏)
郡上・田植え唄 :土取利行(唄・演奏)
四季の唄第二(女工哀史) : 添田唖蝉坊 / 土取利行(唄・演奏)
まだまだ調べればいっぱい出てきます。youtubeで聞けます。
明治初期には、「オッペケペー節」に似た歌いまわしが多いものですが、大正時代にかけて、歌い方は今のような歌謡曲に近く変化してきます。
このような社会の風刺というものは、どこの国にもみられるものです。
日本においては、明治という時代が、今までの武士や町民が謳歌した文化だけの中という大変な世界からみれば、守られていた社会=鎖国という外界からの守り壁があったこともあるのでしょう。
それは一夜にしての如く西欧化に一辺倒していく世の中にあっては、誰しもが、そのスビードにもついていかねばならないような思いで暮らしていたことは、想像に難くないのです。
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