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終活講座「エンディングノートの話」10

3-⑩家族へのメッセージ

「遺訓」について

遺訓とは、家族に残しておきたい、家訓の事です。

では、遺訓と遺言とどう違うのでしょうか?

はっきり言って、さほど違いがあるわけではありません。

遺言のひとつとして、家族にこれだけは、未来永劫守ってほしいと言うようなことを、遺すことでありますので、あえて、遺訓と言い分ける必要もありません。

ただ、故人の作りあげてきた家族への思いを後々まで引き継いでもらいたい事が、間違ったり、消えてしまわないようにするためには、やはり、何かの形にして(例えば、公正証書の附言や、正式な印刷物化する)おくのが、望ましいです。

昔は、家訓と言うのは、多くの家庭で引き継がれるべく、巻物にしたり、額縁に入れて、常に見える所に置いてあったものでもあります。

今は、会社などで、社訓として飾ってあるところもあるでしょう。

エンディングノートは、それのかわりでもありますし、もっと詳しい遺訓とも言えます。



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