今や算盤はおろか、電卓単体さえも使わず、スマホの電卓で用を済ませることもできる時代と言うよりは、生活の中での計算はそれですます時代です。
勿論、会社、建設現場、工場などでは、電卓をはじくことは今も当然ながら行っています。
全国では、算盤の大会も毎年行われていますし、小学校では授業として、一時期学ぶことがあるようですが、一般事務系の職場において全く使われなくなってしまった算盤の話をしたいと思います。
算盤の効能は、昔から言われております。
つまり、算盤を使うと言うのは、脳の前頭前野を使うので、物事を論理的に処理する能力養成につながるため大いに推奨されると言われました。しかし、職場においても、算盤を机の周りに置いてあるというような場面を見ることは決してないでしょう、今や、机にあるのはパソコンだけという人も多いのではないでしょうか.
タイの学校で教えている
ところが最近、TVニュースに流れていた事の1つに、タイの学校で教えていると言う話です。
佐鳴予備校に「さなるそろばんバンコク校」と言うのがあるそうで、もう以前から行われているようすが放映されていました。学習塾もあるタイでの教育熱の高まりがそうさせているともいえます。TVでは、子供が、暗算で指を算盤ではじく様に空中で算盤珠を入れている姿を放映していました。さながらかつての日本のそろばん塾に通っていた小学生の姿を彷彿させるものでした。
かつて日本の子供たちが競い合って算盤に励み、その大会で優秀な成績を収めた時代が日本の文化経済発展に貢献していたというようなことがそのままタイで起きるのではないのかという懸念さえも感じました。
この⦅暗算》と言うのは、右脳の発達させると言います。
集中力を養うと言うのは、幼少期からも非常に重要で、その人の一生を左右もします。その意味では、楽器を習わせることも同じでしょう。算盤を習うことで学習効率を高めるのに一役買うと言われますから、これを習わせるという事も、教育の一環として、家庭においては両親の記憶しておくべきことでもありましょう。
中国から伝えられたこの算盤は、かつては五つ球もあったことをご存知の方もみえるでしょう。戦後4つ球に統一されていきますが、五つ球は、計算の仕方も、4つ球とは少し違います。
安ければ、2,000円以下でも未だに買えるので、お得な計算用具です。しかも一生使えるものです。
暗算をするとき、空中で算盤をイメージしてやるので、指と手が空中で動きます。まさにエア―ギターならぬ「エアー算盤」とでも言いましょうか。
ところで、「算盤」と言う漢字。ひらがな音を聞いてさっと書けますか?
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