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外国人向けの店作り 3

●外国人に多く来てもらいたいなら・・・

外国人も日本人も同じですが、店の基本にあるのは、「きれいな店」です。

中でも、トイレは、綺麗でなければなりません。

外国へ行く時、必ずといっていほど立寄るのは、空港のトイレでしょう。

そのトイレはどうですか?

かつて、アメリカのロスの空港のトイレを使った時、あまり綺麗ではなかったことを覚えています。

アメリカは、例の如く壁やドアの下が少し開いた作りになっている所があるので、入る前から、床の汚れが分かりました。


●やはり、トイレには神様が住んでいる?

コンビニが世の中に出てきたのが、1927年アメリカだと言います。

営業時間も24時間営業ともあり、誰もが、夜中でも、買いに行ける時代となりました。

今や、その数は驚くほどになり、同じチェーン店でも道を挟んだ向かい側にあると言った風景もあります.※1

スーパーほどに商品が多いのでなく、値段も安いわけではありませんが、「いつでも、買いに行ける便利さ」には、スーパーに負けます。

そして、コンビニは、何処にでもあるといえるほどになろうとしています。

この店の利用は、商品を買うだけではもちろんありません。トイレの利用にも手軽に使えると言う事です。街道沿いであれば、特に、トイレの必要性は増します。

考えてみれば、昔の様にコンビニがない時代では、走っている車の人にとっては、トイレ探しも一苦労であった時代がありました。

田舎なら、男性の場合、どこかで〇〇と言うのも出来るのですが、女性にとっては、困りものです。今でも、奥地に行けばそんな光景は目にします。

時折ある、公衆トイレと言うのも、綺麗なところはあまりにも少ないです。

観光地にある公衆トイレは猶更綺麗で、使いやすく、「いい~トイレ!!」と思われるぐらいがちょうどよいのです。それも「お・も・て・な・し」です。

また、街道沿いにも、「道の駅」が増設されるばかりなので、仕事でも旅行でも、便利さが増しています。もっとも「道の駅」は、夕方5時ごろには閉店しますので利用できませんが(トイレは使える所もあります)、その点、コンビニが有難いものです。(ドライブインもありますが。その数は少ない)

最近、「働き方改革」もあり、24時間営業を取りやめているところもあるので、これまでの様な便利さは無くなっていくのでしょうか。


●長居も出来るトイレ

先ごろ外国(イギリスでしたか?)で、金のトイレが盗まれたニュースがありましたね。

又、かつて、金沢兼六園のトイレもトップニュースになりました。1億円でしたか、確か。


別に、コンビニだけではありませんが、小売店のみならずすべての家屋内において、「きれいなトイレ」と言うのは、とても大切な事です。

「きれいなトイレ」のあるところと言うのは、やはり、他もきれいで、整理整頓もなされているのが多いです。

一昔前にも「トイレの神様」と言う歌があったのは記憶にあるでしょう。

全てのものに神様が住むと言われる日本人の八百万信仰の中では、トイレの神様は美人だと言われるほどです。

「きれいなトイレ」の店は、売り上げにも影響しているはずです。


「ゆっくりできるトイレ」も必要。🚻

ここで長居するわけではありませんが・・・

『掃除の行き届いたトイレ・自動で開く蓋のあるトイレ・森の音を再現しているトイレ・洗浄剤が備えてあるトイレ・自動乾燥機のあるトイレ・テイッシュがいつも備えてあるトイレ・身障者用の設備のあるトイレ・赤ちゃんのおむつ替えのできるトイレ・男女兼用と女性専用のあるトイレ・和様式が備えてあるトイレ・トイレットペーパーの先を常に三角に織ってあるトイレ・・』     🚽🚾🚽🚾

外国人が日本のトイレ機能を絶賛する程に、素晴らしいのですが、やはり維持管理する側の意識が伴っての話です。(ウオッシュレットの様な自動洗浄装置は、外人にも喜ばれるし、驚かれる。いかに日本のトイレが最高で常に最先端を行っているかを示しています。ビデは、西洋では必須と言われていますが。)


先ほども言いましたように、コンビニにも、トイレを借りたいだけで来る人もいるのです。そんな時にも「きれいなトイレ」と言うのは、全く違います。

店主の人柄までも現れていると言えます。

掃除が仕事のひとつとして、修行のひとつとして言われてきたのは、経営の基礎にもあるからです。

ましてや、トイレが家の中では鬼門であり、何処の方角にあってもいい位置と言うのはないのです、故になおさらきれいである必要もあるのです。

トイレを別名「御不浄」とも言いますが、其れゆえに綺麗にしておくのです。

商品の不足・補充・廃棄・レジ接待だけが、店のメイン業務ではないのです。

トイレ掃除が行き届いていないと言う事は、それだけでも店の経営のバランスは崩れていると言っても過言ではないと心得ていいくらいです。


●「トイレにお金をかける、トイレをデザインする」考え方も加えるべきでしょう。


※1 2017年現在、店舗数約58,000店弱  店舗数は、セヴンイレブンがNo,1と言います。

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