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📖 「アメリカ流法埋士官教本」

出版が叀いのですが、手元に「アメリカ流法埋士官教本」ず蚀う本がありたす。
䞀芋「アメリカ流法埋士官」ず蚀うのは、日本ではあたり関係ないような気もするタむトルですが、貎方が䌁業の総務や経理・法埋関係の事務職に就いおいるならば、䞀床は目を通しおおいおも損はないず思いたす。
特に倖囜䌁業ずの折衝やロヌスクヌルに぀いおの関心があれば尚の事です。
法埋関係で出版されおいる本には、各士業の専門ずする関係から出されおいるのが倚いものです。
その䞭でも、匁護士が曞いた本は、匁護士のみならず、他の士業、ずりわけ取り扱いのできる業務範疇が広い有難いのですが、入口が広すぎる行政曞士にずっおは、基本曞ずなりやすいものが倚くを占めおいたす。
勿論、蚱認可関係は、行政曞士の独占業務範疇ですから、行政曞士の人が曞いた本がいいのは圓然です。
その時、匁護士の人が曞いた本で参考になるのは、蚱認可から発生する蚎蚟関係の本、ずりわけ刀䟋集が、参考になりたす。


さお、この「アメリカ流法埋士官教本」は、どこが面癜いかず蚀うず、䟋えば、それぞれ各章から匕甚するず・・・
・「1、お金」「ブリヌフケヌスを持぀ず重芁人物に芋える」序文「誰もが匁護士になりたがる18の理由」
・「匁護士は自動車修理工の様なものだ。匁護士の請求が高いのは、ネクタむをしおいるからに過ぎない。」章
・「匁護士は、自分の事を孊者ず考えたがる。そう考えるこずで、実業家のように皌げない事に説明を付け、自分を玍埗させるのだ」章
・「法埋の䞖界では、倖芳がすべおである」10章「匁護士ずしおの服装」
・「匁護士は぀たらない仕事で金を蚭けるのだ」10章
・「玠人が文曞を初めから終わりたで眠らずに読めたら、もっず手を入れなければならない」11章「法埋文曞の原則」
・「匁護士は、数字でぞたするこずを死ぬほど恐れおいる」14章「ピリオドの恐怖」
等がありたす。


倚くの文に、比喩やパロデむ衚珟があるので、䞍真面目な本ずも思えおきたす。
抑々、こういう曞き方を日本人はしないので、アメリカ人の本の曞き方は、いい加枛で、オヌバヌすぎる䜍に曞くのが売れるずでも思っおいるずいう感じがしおならないのです。
たあ、私ず同じ考えをお持ちの方もいるず思いたすが。
だから、読み終えるず、人によっおは、くだらない本だずも思うでしょう。
ずは蚀え、最初にお勧めしおおきながら、最埌には、おすすめ本でないず蚀うのは倧倉倱瀌なこずになっおしたいたすので、どこか心苊しくもありたすが。。
若し、読み終えお、そうお感じであったなら、お詫び申し䞊げたす。


しかし、どのペヌゞからも、うかがい知れるこずは、「法埋文曞は、簡単で分かりやすく䜜っおはならない。長く長く分かりづらくする事である」ず、蚀い続けおいる気がしおなりたせん。

この事は、他の本でも曞いおあるのですが、法埋ず蚀うのは、䞇民に分かりやすいものであっおはならないず昔からの戒めになっおいる事を、思い起こしたす。


最期に、ひず぀。「あずがき」に曞いおある事柄に぀いおです。
アメリカの倧孊には、法孊郚ず蚀うものが無いそうです。・・・「え」ですが。
その代わりに、ロヌスクヌルの存圚が、ずお぀もない倧きさで突出した地䜍を持っおくるのでしょうか。
普通は、4幎制倧孊のどこかの孊郚を出おから、ロヌスクヌルぞ入りたす。3幎間。
もう「単なる勉匷」どころではないようです。そしお、そこを出たら100%匁護士になるず蚀いたすから、尋垞な勉匷ではない事・䞊倖れたの胜力を持っおいる事などがうかがえたす。


※「アメリカ流法埋士官教本」ダむダモンド瀟 昭和59幎初版

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