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管理会計的素養が必要な人

昨今は、1人でも会社化できる時代ですが、個人でも、1人会社でも内実は同じわけです。
しかし、1人でも、従業員を雇えば、(個人企業でも勿論安定化を図らねばなりませんが、)当然ながら、「企業」としての安定化を図らねばなりません。
個人なら、経営者が、営業・製造・加工・事務などすべてを担う事はいまさら言う事ではありません。
其処には、乱雑に、計画も作業も同時進行しますので、多忙を極めざるを得ません。
どんぶり勘定・自転車操業・・・の連続(企業化しても)
ましてや、売り上げに奔走しない事には、個人事業の気楽さに埋没してしまいます。
それでも、ある程度の規模になってくれば、会社的要素が備わり、人を雇う段階となります。
そして、従業員が増えれば増えるほど、経営は、利益追求が売上の根本と化します。
人件費を抑えるための経費削減だけでは、立ち行きません。
この時、「経営計画」と言うものの重要さが目だつものです。
個人事業でもない限り、従業員が増え、零細企業から脱却をはじめてくると、経営は、会社の現況を視覚化することが当然且つ必要になります。
その中に、「経営の達成度」を測る物差しとして、「会計」があります。


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「会計」は、「財務会計」と「管理会計」に分けられます。
企業状況としては、両者は常に提示されるものですが、社外と社内を対象にするものもあります。
企業と言うものは、理想的にも、会社一丸となって進行すべきものですが、社員全員それに携わると言うわけにもいきません。
それゆえ「担当部門」と言うものが存在します。(専門的知識が必要だからだけで、担当部門が存在するのではないのです)
そこで、総務経理部門は、税務会計・社会保険労務手続きなどの知識を担当します。


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経営者にも、それらの知識がある程度必要ですが、それら以上に、「管理会計的素養」がj必要となります。
ごく簡単に言えば、情報としては、「売り上げ・利益・商品・会社の方向性」(今の会社の状態)の把握です。
そして、それ以上に必要なのが、それらを包括するための「判断力=経営力」です。
その一つとして行われるのが、「計画」《期計画・短期計画》です。
個人ではないので、ドンブリ勘定でもその時ばったりでもダメなのです。
それが出来るかできないかの別れ目が、個人企業者のままか、会社経営者になるかのようです。
いいかえると、「人を使える人」と「一匹狼の人」との違いとも言えるでしょうか。(それがいいとか悪いとかいうのではありません。実際、世の中、個人で、金を持っている人が余裕ある生活をする事が多いのですから)


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とは言え、いつまでたっても、「ドンブリ勘定である、自転車操業である」こともあるでしょう。
それも現実でしょう。
その事実も受け入れた上で、判断する必要があります。
数字だけでは、表面だけに陥りやすいからです。
すると、優秀な社員は、やめやすいことも有ります。
では、「そこに何か足りない事があるのか?」と考えてみましょう。
答は色々あるでしょうが、ひとつは、「人の使い方」です・
昨今を賑わす、パワハラ・セクハラなどが全くない会社だとしても、社長・上司になにか魅力が見えないから…と言う理由も有ります。
往々にして、小規模の会社では、社員の経営者への期待が大きいものです。
又、人数が少ないが故に、直ぐ、その状況は出て来ます。面と向かって言わないのでわからないだけであることも多いでしょう。
小企業ほど、人への気使いが必要です。


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管理会計に含まれる経営要素には、人の心理的管理も含まれていること。
「人財」と言う言葉の重み。
小企業は、「従業員があってこそ」と思えるでしょうか。
大事ですね。
中小企業が人材募集する時、「優秀な方募集」と言うのを見かけますが、その前に「人材」ではなく、「人財」募集と変えたほうがいいのかもしれません。


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