自筆遺言書・自筆遺言証書保管制度・公正証書遺言の比較

１あなたに最適なのはどれでしょう？

遺言書としては、＜自筆遺言書・自筆遺言証書保管制度・公正証書遺言＞の三者が現在一番多く考慮され、比較の対象にされています。
この三者をまず比べてみましょう。
下記をご覧ください。

※遺言書の種類には、「普通方式」と「特別方式」に分かれます。

「普通方式」には、＜自筆遺言書・秘密遺言書・公正証書遺言＞があり、「特別方式」には＜危急時遺言・隔絶地遺言＞があります。
秘密遺言は、自筆遺言書に似ていますが、2人以上の証人や、公証人の確認などが必要な点は、又、別の要件が必要であり、利用者も少ないので、ここでは比較しません。

どうでしょうか。

一番安全性が高く、内容的に問題が起きにくいであろうと思われるのは、やはり、「公正証書遺言」であると思われませんか。

上表から見て、誰もがそう思うのは、想像するに難くありません。

ただ、費用が高いので、多くの人が躊躇する事が多いでしょう。其処へ出てきたのが、「自筆証書遺言保管制度」ですが、費用からすると、誰にとっても問題のない値段です。

大いなる利用促進が、行われたはずですが、当初さほどでもなかったようです。

しかし、他でも書きましたが、これは、やはり外見チェックだけであり内容のチェックはないので，料金に見合った手続きとも言えるでしょう。

自筆遺言書の基本的な問題(紛失・偽造・廃棄など）はクリアーする点は大いなる進歩です。

２.では、「公正証書」が完璧なのか？

いいえ、「公正証書遺言も完璧ではない。」のです。
どういうことか?と言うと、今迄にも、公正証書で作ったにも関わらず、無効になった事例が、案外あると言う事です。

其れについては、ページを新たにしたいと思います。