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日本語使いさばき辞典

正式な書名は、「時に応じ場合に即し日本語使いさばき辞典」とあります。
本当に何度も思うのですが、何故長すぎる題名を付けるのかと思います。その必要性が何処にあるのかと。


さて、この本の構成は、言葉の意味や感情表現を表す言葉はどのような言いかたをするのかと言う、いわば「逆引き国語辞典」になっています。
実際、生活の中では、このように、「こんな感じ・こんな思いをあらわす言葉にはどんなののがあるのか」と思う事はよくあります。
そんな時に欲しいのが、こういう本です。
まあ、一家に一冊、国語辞典と同時に購入しておきたい辞典です。
内容については、これだけ申し上げれば想像がつくでしょう。



小説や詩・エッセイなどを読む際によく出てくるのが「情景表現」です。
それらの独特の言い回しは、時として美しく、時として不可解で、理解しがたい時も多いものです。

その時、それを他の言葉に置き換えることで理解することもあります。

はしがきにも有るように、日本の言葉は、非常に豊かな言語です。
色を表現するにも、外国語にはない言葉があり、翻訳出来ない事も有名です。
このはしがき自体にも多くのいい表現が出ています。

例)「思い入れと感受性の所産」「言葉の縁威」「言葉の星座」

・この様な辞典は、<語句を意味によって分類・配列したもの>で「シソーラス」"thesaurus"というのだそうです。
このはしがきの言葉を借りれば、「日本はにぎやかな国」です。
何でもある国です。自然・地理・文化・歴史・科学・経済・・・すべて一流です。

しかも多くが、世界の中で突出している事は、今更言うまでもないことです。

そして、この「豊かな言語」=にぎやかです。にぎやかな言語です。

このような日本の豊かさを考えていると、幸せ感があふれてきますね。


<まとめ>

「教養」と言う事が時として言われますが、この種の辞典は、教養を付けるにはもってこいの一冊です。
どうでしょうか。
あなたの「心の栄養」「やすらぎ」に通じると思いませんか。

今一つ思い出しました。医者で、病状を説明する時に、表現のしかたに困る時がよくよくあります。その時にもきっと役立つでしょう。(もっとも、あまり難しい言葉は反って、医者にはわからなくなることも出てくるかもしれません)





※「時に応じ場合に即し日本語使いさばき辞典」現代言語研究会(株式会社アストロ教育システム)


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