時代が変わる今
今は、時代が変わるさなかにありますが、AI技術が、世界を席巻いています。
第5次産業革命は、産業構造の変革の中に「持続可能性」や「人間性」、「環境性への配慮」が含まれていますが、むしろ、AI技術だけが、すべてを支配していくようにしか思えないのは、見聞が狭いでしょうか。
その中で、地球の温暖化による海水の上昇は、今の世界の経済社会状態、つまり、車や飛行機、工場から出てくる二酸化炭素量などの量がこのまま続けば、2030年ころには、もっと温暖化が進むと言います。
日本でも、東京浅草の町中の家の1階部分は、海水の高さになる程海水に埋まると言います。
今から、10年後の話で、今,急速な脱酸素社会対策が必須であると。その意味でも、今は、時代が変わらねばならない時だと言う事です。
そして、それは、北極や南極の氷を溶かすことで、世界の水面の高さが、3mは高くなる。
日本で、南海トラフの大地震が起これば、波の高さは20mに達するとも言います。
映画「日本沈没」では、日本国土自体が海に沈んでしまいます。
あそこまではいかないでしょうが、日本人の多くが、もし諸外国に避難するとすれば、約1億2600万の人々をどこの国が受け入れるでしょうか。ウクライナ難民を見てもわかるように、他民族他国人を受け入れること自体が、その国にとってのリスクがどれほど大きいかを考えれば、少ない人数でも、避難民を受け入れること自体、容易なことではないことが想像できるでしょう。
映画では、「どこかの地で、日本民族再生の為に、日本国を再建して」というような言葉を、総理大臣役の丹波哲郎が言います。その通りです。日本国が沈没すれば、国を再建するにはどこかの国土を会得しなければならないことにもなるのです。その為には、お金や話し合いだけでできるようなレベルの話ではありません。イスラエルが、ひとつの見本でしょう。
他国からの侵略により、他国の支配下に置かれたりしても同じです。
世界には今も、沈みゆく小さな島国がありますが、あの国も沈んでしまったときは、どうなるのかです。国民人数は少なく、避難民として受け入れてくれたとしても、国家の再建をどうできるのでしょう?
一部の避難民が生じても、日本国内のどこかに避難が簡単にできるわけではないのは、東北大震災でもよくわかります
日本は地震大国
南海トラフ地震はおよそ100年ごとにやってくる過去のデータがあるので、これから2,30年以内に来るという確実性が問われ、NHKでも、それをシュミレーションした放送を以前にもしていました。必見の放送でした。
関東から九州にかけての範囲。特に、四国は、太平洋側が、全滅します。大津波が2度も来ます。
あれを見ていて思ったのは、日本に高層建築は不要ではないかということです。いくら耐震建築でも、高層ビルは、日本では、地震に耐えられないのです。過去に作ったビルの内部の鉄筋や鉄骨は老化しやすく、そのままでいると外面はまだよくても、内部はすでに耐震力がなくなってくるということを言っていました。素人考えでもよく理解できる話でした。
高層であればあるほど、内部の修復や再耐震建築は、簡単なことではないでしょう。
地震のない国が、競い合って世界一の高層ビルを作ることに躍起にもなっていますが、それに迎合することが、先進国のような幻想を抱くことは間違っていないのかです。
低層住宅と広い土地
・江戸の大火は何度もあり、そのたびに江戸が消滅するほどになりました、それでも、江戸はそのたびに復活しました。しかし、江戸の大火で、一番の要因は、木と紙の家ばかり・狭い所に立ち並ぶ家々・川を越えるための橋も少なすぎ・火災の延焼を早く止める為の空き地や道路幅を広くしても、いつの間にかそこをふさいでしまっているなどが、ありました。いまものこる「広小路」という町名が多くあるところはその名残。しかも、放火やタバコの火の不始末などが多かったとも言います。
また、先の大戦で、多くの町を焼失し焼け野原になったところも、戦後どこでも広くなったわけではなく、いまだに、狭いままのところは多いのです。街づくりづくりの一環としては、地震・雷・津波など過去からの経験を生かしたつくりにするには、「上」ではなく「横」の改修を急ぐべきだと思います。
基本的に日本の家屋は、燃えやすい木と紙住宅。家と家の間。広い道。もっと広い、もっと多くの避難場所の確保。避難時の衣食住に対応できる量や方法に対策を向けるほうが先でしょう。
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