行政書士、一般倫理研修の受講が義務化されました

今まで、県ごとにより独自で倫理研修が行われていたようですが、この度、日行連主催での統一化された研修が義務化されました。
他士業においては、すでに、全国的な倫理研修があるようですが、行政書士会もそれが規定されたわけです。
内容的には、より一層の倫理感に沿った行動を行うことを求めるものです。特に、職務上請求書の厳格なる使用を求められます。
5年ごとの更新がなされるものですが、それを受講しテストに合格することが、次の職務上請求書の購入の要件とされます。受講し合格後修了書がないと購入できないこととなります。
それは入ったばかりの新人さんから要請されます。
これは国民の権利利益の実現という行政書士の目的とするところの、信頼の回復と信頼を基礎としたより一層の社会的要請に貢献を約束することでもあります。
職務上請求書は、依頼者からの業務遂行にあたり必要となる場合、これを使用して、住民票や戸籍謄本等を取得するものですが、不正な取得事件を機に義務化の運びとなったわけです。
職業倫理や行政書士法、並びに人権等の科目も含め受講するものです。不正使用者への罰則の強化のもと、再発防止策に努め、運用の組織的かつ個人情報の厳格なる管理体制の構築に努めるものです。