◀◀◀次の記事                                                         前の記事▶▶▶

「料金見積もり」というもの

Ⅰ昔から・・                  

料金見積もりと言う場合、2,3社から見積もりを取るべきと言うのが、言われますが、案外、それも面倒な事ではあります。また、見積先が特定出来ない事が多いものです。


とは言え、やはり、最低、2社から見積もりを取って見ないと、相場がわからない限り(分かっていても)値踏みできません。

そして、見積もりを取ってみても、その内容と値段が適正であるかも、素人ではわからない事ばかりです。

数千円程度のものであれば、やって失敗したとしても、リスクは小さいのですが、多くは,万単位のものが多い物です。


見積もりの多くは、無料と言うのが相場です。(もっとも、見積もりは無料でもその分代金に含まれているかもしれませんが)

たとえば、家の修繕見積もりや家電工事の流れとしては・・・

  1業者に見積依頼をする為に連絡をする。

  2業者に来て診てもらう。

  3見積書作成・・・金額と内容を検討する。

  4後日、依頼するか、しないかを連絡する。


では、どのような注意点があるのでしょうか。少なくとも下記の様な事は、必要でしょう。      


①初めの段階からが大切ですが、有名店だからいいとは限らない。下請け、つまり、下請けがどのようにやるかです。


修繕箇所・(新設箇所)をどのくらい時間を掛けてみて見積もりを出すのか


③見積価格を聞いて、(なんでも、多くの人は高いと感じるのが相場でしょうが)「高い!!そんなにするの?」と返答するでしょう。

そして、その場ですぐに「では、全込みで000円にします。」と、最初の提示価格より大幅な値引きが有ったら、少しおかしいと思うべきです。

また、「今すぐできます」とか「早くやってもらえば、これだけにします」等と言うのも、たとえ、キャンペーンなどであっても、考慮すべきです。


返事をするタイミング・・・

2社以上の見積もり(これを「相見積もり」とか「相見つ」と言います)も、相手先の来訪日時がうまく調整ができなくて、時間が長くなると、早い物から、断り電話を入れなければならないこともあるでしょう。

後になって、何番目のところが良かったとしても、うまくいかないこともあります。そこも思案のしどころです。

ですから、事前に、出来るだけ、情報を集めるべきです。そのうえで、判断時のリスクを少なくするしかありません。


断る時にはどのように断るのか・・・

多くは、「値段が合わない」と直接言うのが多いでしょうし、はっきり答えたほうがいいです。それでも、ああだこうだと進めてくるときの事も思案において、「はっきり、しっかりとした口調で。柔らかさも少し加え返答しましょう」

それでも尚もと言う時は、声高に言いましょう。とはいえ、相手も、信用問題なので、昨今あまりしつこい勧誘はしないでしょうが。

また、「今回は見合わせます」と言うのも多いでしょう。

要は、言いにくいとしても、小さい声で、うじうじとした断り方をすべきではありません。

また、見積もり依頼時にも、「見積もりが無料」である事を念を押して依頼する事です。

そして、もっと言えば、初めから、「見積もりしても依頼しないかもしれない」とも言う事もあっていいでしょう、(それを言えばかえって、高めの設定をされるかもしれませんが)

断りの電話を入れて、うるさく言ってくるとか、怒り気味で話してくるようなところは、当然二度と依頼はしないことです。


⑥依頼時に、電話の応答の仕方も一つの目安です。

勿論丁寧であるのが前提ですが、その後はどうかです。ネットで、その会社を調べてみましょう。

電話の時や、訪問時に、あなたの個人情報(最低、住所や名前を言わねばいけませんが)を、いつまでも聞きたがるところもあまりよくありません。例えば、名前でも、姓だけ名乗るだけで良ければ、その時は姓だけにします。フルネームはやめるのです。(言ってもいいですが。)


見積もり期間

「見積もりが1ヶ月有効」と言うのも、車販売などにも多いでしょう。これにもとらわれない事です。後で、「しまった」と思ってもそれだけの事です。いつか忘れますし、そうしなかったことが重大事であることは多くないものです。


⑧見積もり時に、見積書が「一式00円」と言うのもやめましょう、内容が全くわからない。いくら、口約束でああだこうだと約束しても、全く無駄です。

えてして、そのような時は、見積書も、担当者の名前がない・認印もないというのもあります。たとえ、しっかりした、見積書でも、なんどもチェックしましょう。

聞き逃したことは、早めに問い直しておきましょう。


⑨緊急時であっても、なるべく緊急であることは言うべきではありませ

足元を見られます。いつでもいいと言うか、慌てていないことを言いましょう。


⑩長年、適正価格で、信用できると思っていても、時として、今までの赤字分を埋めるがごとく吹っ掛けてくるときもありますので、要注意です。

素人では危険な個所や専門業者が少ない作業ややりにくい箇所などは高いものです。高くてもしょうがないとあきらめられれるなら、そうしましょうか。


相手の会社を見る事が出来れば、見ましょう。

建物は手入れが行き届いているか。従業員はどうか。近所の評判はどうか・・・

建物が古いとか悪くても、内容がしっかりしている所も、もちろん有ります。



最後に・・・                 

企業と言うのは、利益優先が当然です。ビジネスですから。これも頭に入れておきますか。


よく言われるのは、大阪商人の様に「値切る」勇気も大事です。しかし、それも、タイミングが必要です。



以前、「値切ったことがない」と言う知人が居ましたが、不思議でもありました。

また、本屋や医者で値切る人も居ましたが・・・(こんな時、笑ってはいけないでしょうか。逆に、値切ってはいけないのでしょうか)😘😘😘

0コメント

  • 1000 / 1000


行政書士 井原法務事務所
TEL/FAX 058-241-3583