❶履歴書について
・多くは経歴詐称問題。これは、何も、外国人に限ったことでなく、日本人採用でも同じですが、国が違えば分からないだろうと言う思いがあるからでしょう。他には、転職歴が多いとすぐやめやすいことも同じですが、あります。
外国人(この場合は、アジア人)は、日本の様な先進国でない限り、2㎞でも4㎞でも歩いて通勤通学は普通ですので、日本人とは、感覚が違います。
<共通事項>
・学歴=有名高校・大学かどうか。仕事内容と大学の学部が合うかどうか。➡卒業証明書をチェック。➡事前に、学校を調べておくことです。専門学校・大学など、専攻科目と仕事内容が合わないと在留資格の変更が認められないことになります。
・現地の専門学校でも、そのレベルを日本の専門学校のレベルと見れないことがあります。専門学校卒業の対象は、日本の専門学校卒に限られています。
・職歴=転職回数・・短期転職は注意。職場での仕事経験のレベル、入社退社の理由
➡本人の同意を得て、経歴調査(本国での会社調査をしても、応じない所・嘘の履歴、調査自身が出来ないこともあります。)
・家族=家族構成・家族の職業・履歴書及びその作り方(性格や文字から判断)・家族の写真があるほうがいい。
・身分確認=在留カード(入管HPに、偽造カードの見分け方があります)、
❷面接
・業務に必要な技能・資格・経験・希望給与・残業・転勤・家からの通勤時間方法
・本人の性格・所作を見るために、食事に誘う(食べ方)など。ィンドネシアでは、指で食事
する習慣があります。
・日本でもあるように、面接時でも、聞いてよい事・良くない事は同じです。業務に関係な
いことは控えましょう。ただ、採用したい時には、それなりに断って、聞くことも必要で
となります。
・企業サイドでも、労務内容を丁寧に分かりやすく提示する必要があります。事情が許すな
らば、英語や現地語説明も有ったほうがいいです。
・日本語を話せるのと、書けるのとは違います。話せるが書けないと言う人は多いのです。
面接で、日本語を話せるが書けないと言う人に、その点について聞いてみると言うのも良い方法です。その時どのような返答をするかです。「これくらいできればよその国なら永住出来るとか帰化できる」と答える場合、長続きしない人と見ると言うのもよく聞く話です。
❸筆記試験=あったほうがよい、
・①性格テスト、②能力試験、③作文
・①ロールシャッハテストなどはやらないと思いますが。(日本でもやるところは有りませんが。)
日本での日本人との面接と同じようなやり方でいいと思います。部屋へ入る時のドアノックから、あいさつの仕方などは特に重要です、日本人と違い、あいさつをすると言う習慣の違いは大分あります。しかし、やはり、あいさつの仕方が日本人並みの人もいます。そのような人は、他の点でも違います。
・②③能力試験・作文では、主に職務内容について、職務レベルを見ます。また、報告書・日報などを書かせて、日本語の読み書き能力と同時に、作文力を見ます。
日本語能力の度合いにもよりますが、漢字が書けると言うのは、相当の能力があるとみなせるでしょう。実際、日本の小学2,3年生で習う漢字が書けるなら、相当日本語は流暢と思えます。ひらがなとカタカナの使い分けが出来るのも、日本語レベルの度合いが分かります。
●まとめ
・どれもこれも疎明書類があるのが必須ですが、嘘や証明書その物の偽装もあります。証明書類を請求したのにもかかわらず、「忘れた」とか「まだ送ってもらえてません」というのは、全てうそと見て差し支えないでしょうし、たとえ、事実でも、不採用とすべきでしょう。
・日本は日本の労働の考え方がありますが、外国の労殿の考え方も、一応、勉強しておいた方がいいでしょう。
・誰を雇うかと迷った時は、あいさつの出来不出来で選んでもほぼ間違いありません。
採用基準に日本人とすべてにおいて同じ条件である事が前提(給与・待遇が違えば在留許可がおりません)ですので、日本人採用時と同じやり方でもよいでしょう。
参考として、国内用に出版されている書籍をそのまま採用されても間違いないでしょう。
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