銀行員にとってのバイブルのようです。
原著は、一瀬粂吉著「銀行業務改善隻語*」で、全編20章九百二十九語からなる古典的名著とあります。
「これを読んだからと言って、(原著を読まずして)この書を通読したというなかれ」と著者は言います。
其の原著は昭和2年出版とありますが、確かに、文章の雰囲気は、昭和初期を醸しだしています。
この書がそれほどに、全ての銀行員の隅々までに、知れ渡っているのか、知り合いの銀行員に聞いてみましたが、知らないとも言っていました。
知名度が、時代性もあるのかどうか、その辺は不確かです。
そこで、一応通読した者としての感想は、銀行マンとしての生き方についての本と言うものです。
「銀行業務を通して、人生いかに行くべきか」でしょう
*隻語:「せきご」と読みます。普段使わない言葉ですが、そもそも。「隻」とは船の数を数える時に使う単位です。意味は、「ほんのちょっとした言葉」。
それにしては、この本は、何処にもそのような事は有りません。
※支店長が読む「銀行業務改善隻語」百八十撰」寺田欣司(近代セールス社)
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