・社会に出て、一番初めに読む本は、きっと「社会人のマナー」でしょうか。
しかし、それと共に、セールスマン読本というような「営業の仕方の本」を読むべきです。
いや、セ-ルス読本には、「社会人マナー」ももっと詳しく当然に入っていますので、読むべきはこちらです。
処世術にまで述べられることが多いです。
そして、多くの成功した経営者の名言も載せています。
これは、製造であろうが、職人であろうが、事務員・役員・お手伝い・アルバイト・運転手の人であろうが、全ての仕事を始める人が読む本がこれです。
「物を売る」と言う事がいかに必要で、いかに難しくく、いかに面白いかを知る為です。
「売る」と言う事は、全ての始まりで、全ての終わりです。
「物を売る」「自分を売る」「会社の名前を売る」「仕事の内容を売る=知らせる」
・このところよく言われることのひとつに「将来無くなる仕事」と言うのがあります。
「職種」と言う中から言えば、色々な職業が出てきます。
「税理士」「行政書士」「清掃員」「集金人」「図書館補助員」「弁護士事務員」「時計修理人」「レジ係」「訪問販売者」などなど、AIに取って代わることを意味する物ばかりから来ています。
電力メーター検針にも「スマートメーター」とか言う機械にとって代わろうとしています。すでに変わっている家庭もあるらしいですね。
しかし、どのようなビジネスも「物を売る」と言う事で成り立っています。
宣伝もそうです。営業です。
ロボットも作っても「これを使ってください=買って使ってください」です。
たった一人に見せても営業です。
「ノーベル賞をもらえるがん治療薬を発見しました」=誰でも、大枚をはたいても買います=「営業行為」です。
いくらいいものを作っても、売らねばなりませんし、売れなければなりません。
その仕事が「営業」です。
いつの世にも、又昔から、どのような仕事にも「営業」と言うのが付きまとっています。
つまり、
「営業」のできる人が生き残れるのです。いつの時代でも。
売れないものでも売るのが「営業」です。
「営業形態(営業の仕方)」には大きく分けて、二つあります。
ここでは、其々を、❶「対企業営業」と❷「対個人営業」と呼んでみます。
❶は、企業間同志的な営業であり、❷は個人相手を主にした営業です。
❶は企業をバックに動くので、大きな仕事も出来ます。その点、❷は、大きな仕事は少なめと言ってもさして間違いないです。
どちらがいいとか悪いとかではなく、日本が中小企業が多い事を考えると、❶は、企業相手と雖も、個人相手営業とさして変わりのないことも多いとも言えます。
そして、企業勤めのデメリットは、自分の思いが反映した仕事がしにくい。それと同様です。それに対し、❷は、それがしやすい点にあります。
つまり、究極的には、一匹狼でも、やれる面があると言う事です。
「瘋癲の寅さん」は、一匹狼の露天商です。
もっともこれも将来無くなる職業に入っていますが、無くなっても、「出来る仕事」「やれる仕事」としては永遠に残るのです。
寅さんが行う露天商の語り売りは、「売れないものでも売る」と言うもののひとつです。
あの語り・・・・すごい宣伝で、すごいパフォーマンスです。
誰でも出来るものではありません。
デパート売り場などで昔はよく見られた実演販売・・・あなたにできますか?
「しゃべりがうまい」事が必要です。営業です。ロボットにできません。
例え、出来るロボットが出て来ても、それはもうロボットではなく、人間と変わらない程のアンドロイドです。それが登場するのは、まだまだ先です。
勿論セールスマンにも上手い下手があるので、儲けれる人も儲けれない人がいます・
その一つには、「見込み客」の「選り分け力」に掛かっているとも言います。それが成功不成功の分かれ目だそうです。
「生き残る」と「生き残れる」とは、おのずと意味が違います。
「生き残る」とは、是が非でも生き続けると言う自助努力が入っていますし、「生き残れる」とは、他力本願的意味合いも入っています。
ここには、全てに通じる所の、大きな違いがあります。
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